グインサーガの第6巻。 ノスフェラスを遠く離れた赤い街道、パロの国境付近。モンゴールの災厄の中生きていたパロの王族アルド・ナリスとそのお守り役ルナンは、パロに忍び込むところであった。2人はパロのクリスタルパレスに行く最中、モンゴール兵士に誰何され、身代わりにルナンの娘リギアを差し出してしまう。 モンゴールの首都トーラスの金蠍宮では、ノスフェラスからアムネリスが父であるヴラド太公により召喚されていた。彼女はパロに行き、クリスタル公アルド・ナリスとの婚約を命じられていた。それを聞いたアストリアスは遁走してしまう。 遠く離れた草原の国、アルゴスではパロの聖王の妹エマ女王とパロのベック公爵が話し合っていた。アルゴスの黒太子スカールもパロ奪還のために草原の民グル族と動き出す。 アルド・ナリス一行は、パロの大僧正ギースのもとに身を寄せていたが身の危険を感じ、居場所を移そうとする。しかし、ナリスに恋するギースの娘サラの裏切りに会い、モンゴールの黒騎士隊のカースロンに捕まってしまう。付き従っていたタンガスやハースといった魔導士は殺されてしまう。ナリスはカースロンによりランズベール塔の地下室で拷問を受けるが、通報を受けたモンゴールのタイロン長官により保護される。 その後、クリスタルパレスでは街をあげた宴が開催される。当日は、パロの生き残った貴族とモンゴールの重鎮が少しづつ集まってくる。ダーヴァルス聖騎士侯やダルカン聖騎士侯、ルナン聖騎士侯といった人々の名が呼ばれる中、クリスタル公アルド・ナリスの名が呼ばれ、パロの市民は歓喜する。その宴の中で、アルド・ナリスはアムネリスと会うことになる。 一方、グインら一行はリンダとレムスをパロに送り届けようとするが、セムとラゴンに引き留められてしまう。グインは再びラゴンの勇者ドードーと一騎討ちを行い、ラゴンの不満を収め、パロへの帰還に乗り出したところであった。 やっとノスフェラス編も終わり、中原の話になりました。登場人物も増え…。 でも、イシュトやリンダの活躍はないので、少し小休止といった感じもある話です。 それでも面白いですね。『物語』の王道を踏まえてるので!
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栗本薫
早川書房
ISBN: 9784150301323
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