本の感想・レビュー
ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバーの感想・レビュー

伊坂 幸太郎

新潮社

ISBN: 9784101250267

読者の感想・読書記録

ブックミーに投稿された公開の読書記録です。感想はそれぞれの読者の意見です。

エビさん

ほんまにおもろい

元の読書記録を見る
薄雪さん

伊坂幸太郎さんの『ゴールデンスランバー』です。本屋大賞を取得した小説ですが、伊坂幸太郎さんのデビュー25周年を記念したリミテッドエディションのカバーをつけた文庫本が出ていたので読んでみました。2025年の年末を捧げちゃったな。 主人公は、青柳雅春です。青柳はかつて仙台で宅配便のドライバーをしていました。数年前、仕事中に暴漢に襲われていたトップアイドルの凛香を偶然助けたことで一躍話題になり、地元では顔を知られた存在となっていました。 物語は、仙台での金田貞義首相の凱旋パレードが開催される場面から始まります。首相は人気のある政治家であり、町は祝祭ムードに包まれていました。 その日、青柳は大学時代の親友である森田森吾(しんご)と再会し、待ち合わせをしていました。森田は結婚して子どももおり、青柳に「お前、オズワルドにされるぞ」と意味深な言葉を残します。直後、背後でパレード中の首相がどこからともなく飛来したドローンの爆発によって暗殺されました。森田は青柳に「逃げろ」と告げ、青柳を逃がしますが、森田自身は車に仕掛けられた爆弾の爆発で命を失います。 青柳は森田に助けられたわけです。 しばらくしてニュースやテレビは青柳の顔写真や映像を繰り返し流し始め、首相暗殺犯として報道します。 警察・マスコミを背景にした巨大な力が、青柳の存在を犯人として仕立て上げていることが、彼自身にも次第に明らかになっていきます。 青柳は自分が犯人ではないことを主張しつつも、その場から逃亡を続けざるを得なくなります。警察は警察庁の課長補佐である佐々木一太郎を中心に指揮し、青柳の追跡を行います。一方、青柳は逃亡の途上で過去の知り合いや友人に助けてもらいながら逃走を続けていきます。 逃亡を始めた青柳は、大学時代の後輩である小野一夫(通称カズ)を頼ります。小野は危険を承知で青柳に危機が迫っていることを伝え、代わりにリンチされます。 青柳は、かつて勤めていた宅配会社の同僚・岩崎英二郎にも助けを求めます。彼の宅配ルートに乗せてもらおうとするわけです。岩崎は青柳が無実であると直感的に信じ、逃亡の手助けをします。ですが、タレコミによって上司に脅された岩崎は、途中で断念します。 大学時代の恋人である樋口晴子は彼の無実を信じます。かつて2人で雨宿りした動かない車に忍び込み、彼が逃げられるように車のバッテリーを変えてもおきます。直後に青柳がそこに来て、その車を使って逃走します。 花火工場「轟煙火」の社長である轟も彼の逃走を助けます。青柳が物語の最後に投降しようとする場面で花火を仙台に打ち上げ、彼が逃げられるように警察の気を引きます。 逃亡の終盤、青柳は病院にたどり着き、入院患者である保土ヶ谷康志に出会います。保土ヶ谷は、逃走経路として下水道の使い方を教えて、マンホールの蓋を開けやすいように交換しておきます。 また、仙台で起きた連続刺殺事件の犯人キルオも彼の逃走の手助けをします。 最後の最後に下水道から出た彼の逃走の手助けをしてくれたのは、以前青柳が助けたグラビアアイドルの凛香でした。 こうして、多くの人々の助けを受けながら、青柳は追跡の網をかいくぐり続けます。最終的に、青柳は整形によって外見を変え、死亡したかのように見せかけて社会から姿を消します。その後、青柳の家族のもとには、本人しか知り得ない内容(父の口癖である痴漢は死ね)を含んだ連絡が届き、彼が生き延びたことが静かに示されます。 ゴールデンスランバーとは、ビートルズの名曲です。ビートルズが1969年に発表したアルバム『アビイ・ロード』に収録された楽曲で、「安らかな眠り」「守られた休息」を歌っています。 この曲は理不尽な世界の中でも、かつて確かに存在した“安らぎ”と“守られていた時間”の象徴です。 だからこそ、逃げ続ける物語のタイトルとして、これ以上ないほど静かで、やさしく、切ない名前になっています。世の中、理不尽なことばかりです。でも、助けてくれる友人なかつての知己がいる。それはどれだけ、人生において安らぎをもたらしてくれるだろうか、と。 本屋大賞に見合う面白さと展開力、そして余韻をもたらしてくれる小説でした。

元の読書記録を見る
リョウさん

半年程前に読みました。 伊坂幸太郎は好き嫌いが激しくて苦手でしたが、めっちゃ面白かったです! 伊坂幸太郎らしく登場人物のキャラ立ちも良く、テンポよく展開していくので読みやすかった印象。 読了後、嬉し泣きみたいな、なんというか、筆舌に耐え難い涙が溢れます、、、 自信を持ってオススメできるエンタメ小説!

元の読書記録を見る
namiさん

長いこと積読してたけどふと思いたち手にとった。堺雅人主演で映画化されているとのことでキャスティングを見て登場人物を浮かべながら読み進めた。ちょっと長い気がするけど後半は伏線回収が楽しかった。それでもちょっと悲しい結末に泣けた。配信されてたらすぐ見たかったな。

元の読書記録を見る

あなたの感想も、読書仲間へ

ブックミーで読んだ本を記録して、感想を共有できます。

ブックミーアプリをダウンロード