本の感想・レビュー
おいしいごはんが食べられますように

おいしいごはんが食べられますようにの感想・レビュー

高瀬 隼子

講談社

ISBN: 9784065391877

読者の感想・読書記録

ブックミーに投稿された公開の読書記録です。感想はそれぞれの読者の意見です。

ぱりさん

あっという間に読み終わってしまった なんか、自分でも芦川さんみたいなところがあるかもしれないなーと思って怖くなった。 こういうゆるふわテイカー(?)みたいな女になってないかな?気をつけなきゃ 自分を省みる機会になったので、読んで良かった!面白かった

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ま。さん

う…………うわあ〜〜〜〜〜〜〜〜絶望だ…… なんだこの別にものすごく大変なことが起きているわけじゃないのに読み終わった後めちゃくちゃ絶望感を引きずってしまった… 二谷は何がしたいんや!!!??!?!!?

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こうたろうさん

グロすぎる、、笑 どなたかがインタビュー言っていた、「誰にも語ることの出来ない感情を描きなさい」という言葉が頭を何度もよぎった。 淡々とした文体がこの恐怖感をより増長させている。 人間のグロいところを煮詰めて煮詰めて煮詰めたものを、「おいしいごはん」という普遍的に幸せなワードにのせて出力する恐ろしさ。 また読み返したい。 「わたしたちは助け合う能力をなくしていってると思うんですよね。昔、多分持っていたものを、手放していっている。その方が生きやすいから。成長として。誰かと食べるごはんより、一人で食べるご飯がおいしいのも、そのひとつで。力強く生きていくために、みんなで食べるごはんがおいしいって感じる能力は、必要じゃない気がして」

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スナフキンさんさん

共感したら性格悪いやん自分。ってなるから共感したくないんだけど、止まらない共感が。

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NARUMETALさん

同僚の芦川さんにさりげなくいじわるをする押尾さんに共感しかない。私も同じ立場ならいじわるすると思う。 「無理をしない」と「ちゃんと仕事しない」は全くの別物で、それを履き違えてても「弱い人だから」という理由で許されている奴がいたら腹立たない方がおかしいって。

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Ayumiさん

職場での不調和を、3人の主要人物を軸に描いていく。 弱さを利用して上手く世渡りをする芦川さん、彼女を疎ましく思う押尾さん、周囲に合わせながらも心の中で距離を取る二谷。 彼らの行動には共感できないけど、感情は誰一人間違っていないと思う。無理をせず自分のペースで働く芦川さんも、お詫びにお菓子を手作りしてくる芦川さんにイライラする押尾さんも、押尾さんも間違ってないけど芦川さんの弱さも可愛いよなーと思う二谷も。でもこの人たちが集まると、なんていう地獄が生まれるんだ。 食を嫌悪する二谷を通すと、食べるという行為がこんなにも不気味に思える不思議。タイトルに反しておいしそうなご飯は出てこない。食を「生きるために仕方ない忌々しい行動」として捉える二谷と、美味しいお菓子を作ることで同僚を味方につける芦川さんの、食の価値観の違いが興味深い。 高瀬隼子さんの本は初めて読んだけど、削ぎ落とされた、でも豊かな表現に支えられた文章がすごく良かった。

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しろくまさん

芥川賞受賞作品ですね。 それよりも惹かれたのは帯にある「職場ホラー」の文字。 どういう意味だろう? 表紙や題名はほのぼのとした雰囲気だけどそれを裏切ってくれるような作品であることに間違いはなさそうだな…と思って購入した。 かなり面白かった。読み始めてすぐのめり込み、一気読みしました。 あの職場の雰囲気。あの人の、あの雰囲気。あるよなぁ、ああいう職場。いるよなぁ、ああいう人。 そして食に対しての主人公の思いも少し共感できる。 そうだね、これはホラーだ。いわゆるおばけとか殺人鬼とか一切出てこないけど、この話は読む人によってはかなりのホラー。 解説で一穂ミチさんがあなたに出会いませんようにって題をつけてるけど本当にその通り。 私もできればこれから出会いたくない。

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