妙に枯れたような雰囲気の高校生、久太郎 彼は不思議な体質を持っている 全く原因は不明ながら、彼は同じ1日を9回繰り返す、“反復落とし穴”と呼んでいる現象に、たびたび陥るのだ 誰にも知覚できないこの反復落とし穴のせいで、妙に老成してしまった久太郎 そんなある年の元旦、彼は外食チェーン展開で大成した父祖と叔母の元へ、親戚一同会いに行く 後継者問題も絡んでギスギスした雰囲気の新年会を終えて翌日 久太郎は祖父と秘密の酒盛りで盛り上がり、ぐでんぐでんに酔っぱらって帰宅の途につくことに しかし翌日起きた時、帰宅したはずの久太郎は、なぜか祖父宅にいた これは反復落とし穴に陥ったのだと本能的に悟った久太郎は、泥酔はゴメンだと祖父から隠れて1日を過ごすことに だが、その日、祖父は殺されてしまう 本来オリジナルの1日を繰り返すはずなのに、なぜオリジナルにない祖父殺害が起きたのか? 祖父殺害を阻止しようと同じ1日を繰り返す久太郎 果たして事態の真相とは──!? 特殊設定ミステリ、というよりはSFとミステリの融合作 同じ1日を9日も繰り返す“反復落とし穴”に陥ってしまう変な体質を持つ高校生を主人公に、なぜか殺されてしまう祖父を救わんと尽力する物語 ちょっとずつ変わってしまう1日を何度も何度も繰り返していく久太郎の、ちょっと抜けた語り口がなんとも脱力感を覚えるも、非常に楽しい作品 ミステリの完成度が異様に高くて、真相が明かされた時のやられた感がとてつもない さらに詳しい感想はこちら ↓ https://plaza.rakuten.co.jp/62konoha3/diary/202312280000/ オススメ!!!
元の読書記録を見る七回死んだ男の感想・レビュー
西澤保彦
講談社
ISBN: 9784062638609
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