サクッと読めた!1時間もかからなかったかも。それ故に物足りなさもちょっとある。全部のパートがラストで繋がるかな?と思ったけど多分そんな事もなさそう…?ハードル上げすぎた自分がいます。 でも私は結構好きだった。明確なオチがないから各パートに考察の余地がある。しかも1個1個のバイトの話が短いから、手軽に不気味さ、厭さ、後味の悪さを感じたいならいいかも。 個人的には自殺防止が1番ゾッとしたかも。そりゃ病んじゃうよ。 留守電も結末がハッキリとしててよかったな。ハッキリとしてるというか、旧姓が金子だったっていう情報を見て、思わずあのリストを見返して、点と点が線になる快感というか… 慈善事業団体が裏バイトとして募集した、「ノイズみたいなもの」、このふたつもこのパートの大事な""点""みたいなものかなあと思ったり。(このバイトに大金出せるのは謎だけど) 読み終わって、また見返して、ああそういうことか!ってなるようなパートだったと思う。 代理参列に関しては少し考えたくて、 「あるていどのふこうがないと ちょうわがたもたれないから」 これは……なんの調和だろう…… 人の死(実在しない人だけど)と釣り合いがとれるものってなに?不幸の反対は幸福だけど、どんな幸福?具体的な幸福の形はないけど概念としての幸福ということ?どっちの幸福なのか、どっちもなのか、それは分からないけど、その幸福と釣り合う不幸が訪れる前に、実在しない人の死をつくりあげることで幸福と不幸の調和を保っている……ということ……??幸福と不幸の裁量って決まってるのかな…… むずかしいパートだなあ 調和、でいうとおそなえのバイトもそうかも 代理参列は「幸福と不幸の調和」だけど、このパートは「存在意義という名の調和」かな? 女性の存在意義としてお供え物があったけどそれが無くなることによってそこにいる理由が無くなってしまう、存在する理由のためにお供えをする。これも調和かなあと。この女性って霊というか生霊…?などと思ったり とにかく私は好きだった!何が起きたのか、よりもなぜ怖いのか、を考えるのが好きなのかもそれに、読後に答えをくれない作品結構すきだな!読者を放り出す感じ?でも放り出された後の時間も楽しい。 そして全部後味悪い!余白って怖い!
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くるむあくむ
KADOKAWA
ISBN: 9784047381841
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