け政治学者、PTA会長になる
政治学者、PTA会長になる

政治学者、PTA会長になる

岡田 憲治

毎日新聞出版

2022年02月25日頃

概要

義憤にかられて足を踏み入れたそこは、まるで魔界…!? うっかり会長を引き受けた政治学者が見たPTAの実態と失敗だらけの3年間を描いた奮闘記。

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けさんの感想・評価

ハチャメチャに面白かった!! 子供がいない自分にも「PTAっていう組織が古くて面倒くさい」っていう印象は何となくある。それを政治学者ばバッタバッタと改革していく!!…という話かと思ったら、そうでもない。そこがまた面白かった。 この本、リーダーが変わった時や、社外コンサルを入れた時のあるあるが詰まってる。PTAに限った話ではなく、組織改革って改革する側は「皆が楽になるんだから変えたほうが良いに決まってる」みたいな正論があったとしても、その「皆」にあたる人からしたらモチベーションダダ下がりになりがちなんですよね。なぜなら改革の過程において対話や繋がりが欠けてしまっているから。民主政治を長く専門とされる方でさえ、いざ実践するとなると難しいんだな…。だからこそ、小さな事でも皆で何かを成し得るとチームとして団結感が増したり、個々の居心地がプラスに変わったりするのかも。 古紙回収やベルマークなど、一見「無くしちまおうぜ」と思えてしまうものも、残してきた側の主張を聞くと改革の方向性も変わってくる。自分も非合理的な事が好きだから、合理的にばかりされると少し窮屈に感じてしまうかも。人あっての組織だから、中にいる人達の合意形成って本当に大事だな〜とつくづく感じました。怒りに任せて改革するのだけは本当に良くない!(とは言いつつ世間では怒りのエネルギーで改革されてる方がほとんどですよね) しかしPTAって組織、東京都世田谷区でこの有り様なら、私の住んでるような地方だとどれだけ形骸化していることだろうと少し怖くなった…。世のお父さんお母さんには本当に頭が上がらないです。

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