ひろき自立力を磨く
自立力を磨く

自立力を磨く

藤村 靖之

而立書房

2020年12月04日頃

概要

お金と組織に依存しないで豊かに生きたい…… 自由に、クリエイティブに、誇り高く生きたい…… そう考える人が世界中で確実に増えているようだ。資本主義の破綻が、予感から確信へと変わってきたのだろうか。 お金と組織に依存しないで豊かに生きるためには、自立力が必要だ。 ここで言う自立力とは、安定的な地位や収入を実現することではない。自立力の中身は 『自給力』─食べ物・住まい・エネルギー……を自分で愉しく作る力 『自活力』─必要な現金は、仕事を創って愉しく稼ぐ力 『仲間力』─仲間をつくり、仲間と協力して愉しく生きる力 の3つだと僕は思う。資本主義が破綻しても力を失うことはない……。 自立力を磨いた人たちが共生して、平和な人生と社会を営む……そういう文明の到来を切に願いたい。 プロローグ エピソード1 文明の転換と資本主義の破綻 エピソード2 お金と組織に依存しないで豊かに生きる エピソード3 愉しく支出を減らす方法 エピソード4 愉しい自給自足 エピソード5 愉しい仕事の生み出し方 エピソード6 一番大切なのは仲間 エピローグ

ステータス

読んだ

メモ

①文明の転換と資本主義の破綻 12.「知ること・繋がること・自立すること」と言う合言葉がある。世界中の敏感な女性やら若者が使う。この合言葉は、アングロサクソン文明の戦略的な特徴である「非論理・分断・依存」のアンチテーゼになっている。 ②お金と組織に依存しないで豊かに生きる 23.日本人も自立力が弱くなった。お金と組織に依存するライフスタイルを半世紀も続けてきたからだろう。 25.愉しさは必須だ。/美味しいことが一番で、二番目は温もりのある人間関係、三番目は良い雰囲気、…

①文明の転換と資本主義の破綻 12.「知ること・繋がること・自立すること」と言う合言葉がある。世界中の敏感な女性やら若者が使う。この合言葉は、アングロサクソン文明の戦略的な特徴である「非論理・分断・依存」のアンチテーゼになっている。 ②お金と組織に依存しないで豊かに生きる 23.日本人も自立力が弱くなった。お金と組織に依存するライフスタイルを半世紀も続けてきたからだろう。 25.愉しさは必須だ。/美味しいことが一番で、二番目は温もりのある人間関係、三番目は良い雰囲気、四番目が充足感、つまり何を成し遂げたという達成感や何かを習得したという成長実感点…以上終わり。 26.愉しくするためには、技術と仲間が必要だ。 27.「本当はみんな、モノヅクリが好きでたまらない」だけど、技術が高度化されすぎて/女だから、アフリカ人だから、できない、と思いこまされて、専業消費者の地位に貶められている。物はつくるものではなくて、お金を使って買うものになってしまった。となればお金に依存するしかない。だから、技術は文系のお母さんでもできるくらいに簡単な方がいい 28.労働時間が長いのは、支出が多いからだ。多い支出を賄うために長く仕事をする。時には身も心もすり減らして仕事をする。 (週2.5日労働にしたら)収入は半減するが、休日に自給自足を愉しめば支出も減るからバランスはとれる。スモールビジネスを楽しめば収入も増える。幸せ度は上がる。僕の弟子はそれを実現している。 32.経済的豊かさが幸福の中身でないならば、幸せを実現する豊かさとはなんなのだろうか。それは人間性の豊かさなのだと、多くの日本人は気づき始めた。 人間性の豊かさの中身はイロイロだと思うが、 不安の無い社会、争いのない平和な社会、優しい心、情感の豊かさ、自由でクリエイティブな人生、誇り高い生き方、丁寧な暮らし、美しい環境、ソウイウコトなのだと僕は思う。 ③愉しく支出を減らす方法 ❶支出を減らす意味 34.ドイツの支出ゼロプロジェクト/メンバー同士が物々交換によって必要なものを手に入れる。/完全に公平にはならない。しかし、「不公平だから降りる」という人は滅多にいない。物々交換という低い次元ではなくて、「お互いの支出をゼロにする」という高い次元の意識を共有しているからだ。 35.メンバーが二人だと支出は10%くらいまでしか減らない。/五人いれば、20%くらいまで。/五十人になると、支出はナント50%まで減る可能性があるという。そして、メンバーがに二百人になると、支出はゼロになるという。 現在(2020)ドイツには大小三千個のプロジェクトが存在するそうだ。五十人のプロジェクトも生まれたと聞く。特筆すべきは「支出を減らすのはカッコいい!」とメンバーが思っていることだ。 39.自給率が上がっても幸せ度が下がっては困る。幸せ度が上がる自給を目指していきたい。だから、支出が大きく下がる順番ではなく、幸せ度が上がる順番にやるのがいい。 42.家計の支出項目を、A3サイズ以上の大きさの紙に大きい文字で書き散らしてみるといい。イラストを書き散らせたら、もっといい。その中から、愉しく減らせそうなものを選んでみる。選ぶ作業自体を愉しくする工夫が必要だ。真剣はいいけど深刻はまずい。 ❷支出を減らす方法 43.「不要な物は買わない」 コンマリこと近藤真理恵さんがアメリカで大人気だ。言わずと知れた片づけコンサルタントだ。「トキメクものだけ残す」/「要らないものは捨てろ」 トキメイタから買ったはずなのに、速やかにトキメカなくなる。まさに消費者文明だ。世の中はトキメクものばかり。あの手この手でトキメカしてくれる。次々に買い続けて、次々に飽き続ける。部屋の中はトキメカナイものだらけだ。/トキメカナイようにならなくてはいけない。 44.(個人の)文化というのは、「どういう人たちと付き合うか」で決定される。 45.「必要なものと交換する」 娘は衣類も家具も雑貨も新品を買わない。スマホ上でメルカリのようなフリマアプリを使って一般市民からの中古品をタダみたいに安く仕入れる。/飽きてしまうと、上手に高い値段で売っている。/これは広域の物々交換に他ならない。 46.ドイツの支出ゼロプロジェクト/オンラインではなく、直接に物々交換する。不必要なものと必要なものを交換するという点ではオンラインフリーマーケットと同じだが、直接の交換だから、ものとサービスの交換、サービスとサービスの交換が成り立つのでレパートリーが広がる。現金を介在しないし、等価交換の法則を無視するので、商談成立が容易だ。 46.「中古品を楽しむ」 48.中古品は安く買えて長持ちするから、支出が減る。その上に暮らしが丁寧になる。不思議なことに、買ったのと同じ値段で売れる。 48.「リストアー」 49.古い製品を美しく蘇らせることをリストアーと言う。(アンティークはボロなら安価だがリストアーすれば高値で売れる) 50.昔の製品は長く使えるようにつくられている。手入れが悪いから短期間で使えなくなって埃をかぶっていただけのことだ。今の製品とはそもそも素性が違う。 51.「アンペアダウンを愉しむ」 電力の契約電流を下げることをアンペアダウンと呼ぶ。 52.60Aを40Aに、という無難なところから出発するもよし、一気に20Aと過激に行くもよし、ご自身の家族の実情に合わせて愉しんでいただきたい。愉しくなければ、支出が減っても不幸せになってしまう。 53.愉しくする秘訣の一番は、自分でアイディアを出すことだ。人から言われてイヤイヤやるのが一番愉しくない。 53.「家賃をタダにする」 大きなボロ屋を借りる。/「改造自由でシェアハウス自由」という条件を家主に了承してもらう。/床も壁も天井も張り替える。外壁も美しく塗装し直す。つまりリノベーションをセルフビルドで行う。ワークショップ形式にすると、技を習得したい若者が大勢集まる。リノベーションが済んだら、(家賃10万円の4LDKのうち)三部屋を1人四万円で貸す。(差し引き2万円は水道光熱費や修繕費に充てる)家賃が十万円というのは東京の話。地方に行けば家賃はずっと安い。(山口県柳井市でも達成) 56.「食費をタダにする」 「半分自給法」(外食18、調理食品13、野菜11、肉類9、菓子類9、穀類8、魚介類8、飲料6、乳卵類5、調味料5、酒類4、果物4%の十二項目に作ってみたい順番をつけ、上から費用50%を超えるところまで自給。消費する分の2倍生産し半分売る。差し引きで食費ゼロ) (参加費月二千円の米づくりワークショップをする例もある。月4回の日曜日、6ヶ月のワークショップ。コメの半分が主催の取り分、後の半分をワークショップ参加者に出席日数に応じて分配。参加者は約十五人。サツマイモでもワークショップをやってる。) 58.仲間と一緒にやるようにすると、辛さが減って愉しさが増える。 58.「水道代をタダにする」 井戸を掘る カスケード式(雨水を利用する生活) (ただしカスケード式を飲料、炊事に使う場合は浄水装置が必要)コンクリートで作った蓋付きのタンクに雨水を貯める。次亜塩素酸ソーダを2ppm程度混ぜる。蛇口との間に活性炭を充填したガラス瓶を設置し、次亜塩素酸ソーダを吸着して、飲み水には混ざらないようにする。活性炭は定期的に熱湯消毒する。 (循環的で環境にもやさしくていいね) 61.「風呂代と暖房代をタダにする」 ・太陽熱温水器で風呂を沸かす ・太陽熱温水器で暖房 ・薪ストーブで暖房 ・薪で五右衛門風呂を沸かす ・薪で床暖房(ロケットストーブ利用) ・ウッドボイラーで暖房と風呂 ・パッシングソーラーハウスで暖房 ・太陽熱温風機で暖房 ・自作のメタンガスで暖房、給湯 ・灯油バーナーを使って天麩羅油の廃油を燃焼 いずれの方法も、自分で作る部分が少ないと支出は減らない。 64.「冷房代をタダにする」 冷房しなくても心地よい家を作ることを基本に据えておきたい 65.井戸水を家の中に引き込み、ラジエーターやファンコイルユニットの中を通して、また井戸に戻す。 夏用の家を付け足すというアイディアもある。南側に窓などもっての他だ。/天井が高く、涼しい風が通り抜けるようにする。 66.「車の燃料代をタダにする」 ・SVO車。ディーゼルエンジン車を選び、燃料として天麩羅油の廃油を使う。自宅で出る廃油だけで足りなければ、友人から貰う。友人宅だけではなりなければ蕎麦屋から分けてもらう。それでも足りない時だけは軽油を使う。 ・運転代行(なんちゃってタクシー)。実際に使った燃料代の二倍の金額を「燃料代+運転代行費」として頂く。 (仲良く協力し合える仲間やコミュニティが前提。一人で孤立はだめ。) 68.「仲間がいて、技術も加わる」というスタイルが一番いいと僕は思う。 68.「仲間がいれば支出は減らせる」 (技術がない場合にも、講師を呼んできてワークショップを運営。会費を月3000とか集めて、講師につき5000渡す。自分が講師である必要はない。 技術がないと劣等意識が生じる。/そういった仲間同士でサークルを作り、講師を一人だけ招く。劣等意識は消えて仲間意識が芽生える。 ④愉しい自給自足 ❶自給自足の考え方 73.オモシロオカシイという意味の「楽しい」ではなくて、人間性豊かな、そして知性も伴った「愉しい」の方が良さそうだ。 73.自然の恵みで生きる感性は、人や自然への優しさをも育む。/自給自足は、自然の恵みで生きる感性を育み、自然の恵みで生きる喜びを実感できるやり方がいいと思う。 74.オシャレというのは、金をかけて着飾ることではない。生活を美しくして自分と人の気分を愉しくすることだ。愉しくないことは長続きしない。幸せからも遠くなる。 自給自足もオシャレなのがいい。自分達も愉しくなるし、多くの人が仲間入りしたくなる。 77.自給自足と言うからには、愉しいだけではなくて支出も減らしたい。/非電化工房の基準では、スーパーから買ってくる価格の10%いかにコストを抑える。(ただし、無理をすると愉しくなくなるため、初年度は30%以下などで良い) 78.不思議な話だが、みんなでやれば愉しい。 自給自足は自分独りでやるものではない。夫婦二人だけでやるものでもない。夫婦仲がきっと悪くなる。自給自足はみんなで愉しくやる。 78.エンゲル係数という指標がある。家計の全支出に占める食費の割合のことだ。江戸時代には庶民のエンゲル係数は90%を超えていたと聞く。/1984年は二人以上世帯で67%、2005年には23%までさがっている。 つまり、食費を半分にしても支出は10%ほどしか下がらない。/だから、自給自足は「食べ物・住まい・エネルギーと水」の三つのカテゴリーをカバーした方がいい。 ❷循環型ライフを楽しむ (お互いを尊重する共生がキーワードになりそう) 82.「鶏と暮らす」 85.「ミツバチと暮らす」 87.「犬と暮らす」 89.「コンポストをつくる」 92.「豆を栽培する」  (自然システムの中に自分がいるということを意識するようになると、植物をリスペクトするようになり、)土もただの土ではなく神秘的なものに見えてくる。/微生物がいっぱいの土を守りたくなる。だから、化学肥料を使いたくなくなる。エコロジーというのは、こういうことなのだと僕は思う。 94.「機械修理を楽しむ」 修理は、循環型ライフスタイルの基本。 機械が故障したら、直して長く使う。/捨てた場合に地球が土に戻してくれるよりも長い時間使う。 96.「家の修理を愉しむ」 ついでに美しく、省エネルギーに。 [初級]壁の塗装張替え、外壁塗装張替え、棚の修理、床板の張替え、天井の張替え、デッキの修理、水道の水漏れ修理、電気の断線修理 [中級]窓枠の歪み修理、ドアの修理、引き違い戸の修理、電気の漏電修理 [上級]付け窓、パッシブソーラーリフォーム、付け屋根、屋根の雨漏り修理 ❸自然の恵みのみで生きる 99.「無農薬で米を栽培する」 103.「バケツ稲作」(黒米か麦を育てたいな) ベランダや庭先に稲が育ってくると豊かな気持ちになる。自然の恵みで生きるという感性も培われる。観葉植物の鉢が置いてあるのとは全く違う 105.「サツマイモを栽培して焼き芋にする」 稲作から始めると、農業が嫌いになる懸念がある。「自給自足は愉しい順番に」というのが僕のいつもの提案だ。 107.「トマトを栽培する」 109.「ジャガイモを栽培する」 111.「ゴミ溜めでカボチャを栽培する」 113.「大豆を栽培する」 116.「栗ご飯を食べる」(果樹栽培したい) 118.「椎茸を栽培する」 金を出せば、自給自足はラクになる。ラクにし過ぎると。愉しみが減る。お金も減る。 122.「ソーラーフードドライヤーをつくる」 天日で乾燥しようとすると1週間くらいはかかる。/SFDを使うと、日照時間中にドライフードが出来上がる。 ❹温もりある家をつくる 125.「土と藁の家をつくる」 130.「コンテナーハウスをつくる」 コンテナーハウスに改造する場合のお勧めはアルミ製20フィート冷凍コンテナーだ。 132.「ツリーハウスをつくる」 134.「2×4工法で小屋をつくる」 山梨県なら空き家率21.3%で、回収費用の三分のニを補助してくれる。 簡単で安上がりなのにステキにするポイントの一つは窓とドアだ。窓とドアをおしゃれにしただけで、家全体がオシャレになる。 推薦書『日曜大工で作る!ガーデン収納&物置小屋』『我が家に手作りガーデンハウス』 137.「夏用の家と冬用の家をつくる」 夏用の家は天井が高く、風通しがよく、南側には窓など空いていない。冬用の家は天井が低く、部屋は狭く、窓も小さい。 138.「横穴式住居をつくる」 140.「セルフビルド哲学」 ⑴愉しくやるべし ⑵ステキでなくてはならない ⑶簡単な技術でなくてはならない ⑷みんなでやるべし ⑸安くつくるべし ⑹居心地よくすべし ⑺修理しやすくつくるべし ⑻不健康な家をつくってはならない ⑼エネルギーをなるべく必要としない家であるべし ⑽小さい家をつくるべし (11)ゆっくりつくるべし 143.❺エネルギーと水をつくる 「井戸を掘る」 「てんぷら油の廃油で車を走らせる」 「雨水トイレをつくる」 「ストーブをつくる」(ロケットストーブ) 「薪をつくる」 「ウッドボイラーをつくる」 「浄水器をつくる」 161.❻美味しさをつくる (この辺のワークショップを月2回くらいでやっていきたい) 「ワインをつくる」 「麹をつくる」(そして味噌をつくる) 「タンドールをつくってナンを焼く」 「石窯をつくってパンやピザを焼く」 167.男たちは朝から森に入って、間伐などに精を出す。その間に女たちは石窯に火を入れ、ピザの準備をする。やがて昼どき、男たちが帰還するタイミングに合わせてピザが焼きあがる。アツアツのピザを頬張りながら石窯広場で語り合う姿は優しさに満ちている。  松崎さんたちの活動は二十年も続いているのだが、長続きの理由は愉しんでいるからだ。そして愉しみの中心に石窯がある。石窯は存在感がある。 「ルバームジャムをつくる」 (かぼちゃジャムも美味しそう。かぼちゃ砂糖白ワイン、煮詰めて5時間混ぜ混ぜ) 172.❼健康をつくる 「蚊取り線香をつくる」 「薬草酒をつくる」 175.一升瓶に入れて保存し、毎日20ccほど飲む、では困る。田舎のジイサンみたいだ。100-200ccの美しい小瓶に入れて、オシャレなラベルを貼る。10種類くらいの薬草酒を美しいラックに並べて壁にかける。ここまで美味しくすると、薬草酒を飲みたくてたまらなくなる。 (手作り品のセレクトショップを立てて、そこからワークショップへ発展させても面白い) 「健康塩をつくる」(桑やスギナをパウダーにして、塩と混ぜて鍋で煎る)(竹塩というものもあり、竹筒に塩を入れて、竹筒ごと焼く。竹筒に含まれるミネラルが混ざった竹塩になる。これを何回も繰り返す。10回以上焼いた竹塩は100g一万円もする) 「薬草を栽培して薬草茶を愉しむ」 「薬膳スイーツをつくる」 (薬草、漢方は今からまた流行り作れると思う。農耕動物と合わせて研究してみたい) 「陽香ちゃんの野草納豆」 185.❽丁寧に暮らす 「山羊と暮らす」 「鉛筆削りで鉛筆を削る」 (無駄に見える動きも、セカセカした日常に空白を作ってくれる。この間合いが、発明や原稿執筆の集中力を高めてくれるらしい。) 「二十四節気七十二侯」 189.一年を二十四節気に細かく分けて季節感を愉しむ。一つの節気は十五日前後になる。始めの季節は「立春」。2021年の場合は二月三日〜十七日までの十五日間だ。二番目の節気は「雨水」で、二月十八日〜三月四日まで。二十四番目の節気は「大寒」で、2021年の場合は一月二十日〜二月二日までの十四日間という具合だ。二十四の節気を三つずつに分けた(初侯、次候、末候)のが「七十二侯」だ。一つの候は五日間前後となる。/七十二侯では、旬の食べ物をいただいて、季節を愉しむ。 191.僕の家でも時おり採り入れている。お陰で、ガサガサ・セカセカではなくて、丁寧な暮らしに近づいている。(二十四節気カレンダーを日めくりみたいに24枚つくって飾るのおすすめされてる) 「小さな本棚をつくる」 (厳選された本棚はその人となりを見せる。本棚が自分の知性の骨格になる。) 「ハンモックをつくる」 194.現代の日本は、いつも時間に追い立てられる気持ちにさせられる国だ。そうではなくて、ゆったりした気持ちで生きたい。 「正月飾りをつくる」 195.丁寧に暮らす、というのは、自分と人と自然と(宇宙の)時間を調和させて暮らす、ということとも言える。 (資本主義社会では競争の原理により、スピードが際限なく加速している。) 196.正月というのは、(時間の流れを)リセットするチャンスだ。/自分と人と自然と宇宙の不調和をリセットして、清らかに澄んだ心と体にする、そういう日だったように思う。 (慣例とかも流れの早い現代においては、ただの儀式と化しているように思う。宗教も伝統も何かしら論理的な意味があって行われていることがほとんどだろうに、現代では何も考えずにただ「そういう日だからやる」ような人が多い。例えば、神社のお参り。私はお参りが好きだったが、大学生になってから、結局やるのは自分次第なのだから意味などないと感じるようになっていた。しかし、「丁寧な暮らし」をキーワードに再考してみると、「自身と向き合う時間」として大変有用な時間であるように思う。昔からの風習があるものに関しては特に、それをする本質的な意義を捉えていきたい。風水や厄除けもそういったことに気を配れる余裕を持つために取り組むものだと思う。) ❾生活はアート 「窓際にガラス瓶を並べる」 (美しい瓶を手に入れるたびにそうでないものと交換する。それを何代にも続けて行う。) 199.「生活はアート」とフランス人はよく口にする 200.日本は紛れもなく静粛社会に移っている。物質的にはフランスに劣らず豊かだ。但し、成熟社会への移行がやや物質的に偏って、アートがおろそかにされた。高度経済成長の歪みと言っていいかもしれない。 「ガラス瓶ランプをつくる」 「エッセンシャルオイルをつくる」 「モビールをつくる」 204.モビールというのは、天井から吊り下げると緩やかに動くオブジェのことだ。/できがいいモビールを生み出すにはセンスとトレーニングが必要だ。(センスを磨くには出来の良いものを真似してみると良い) ⑤楽しい仕事の生み出し方 ❶好きなことを仕事にする 210.好きなことは未来から探す (事業アイデアについてディスカッション。実際にイメージすることで、自分の「好きの範囲」を広げる) 212.小さく始める イメージは、なるべく大きく膨らませる。大きければ大きいほどいい。エネルギーが大きくなる。しかし、ビジネスは小さく始める。小さければ小さいほどいい。(小さく始めれば、リスクを小さく、早期の結果レスポンス、達成感によりチームワークも向上。リーンスタートアップとおんなじ) ファーストステップは、半年くらいで小さな売り上げが立つ、くらいが丁度いい。 215.ビジネスを「金儲け」と考えると心が狭くなるが、「いいことと好きなことを繋ぐ」という風にとらえると、タクサンの仕事が生まれる。 224.(自分の好きを)誰に、どう役立ててあげようか、と考えれば、ビジネスのアイディアはタクサン出てくる。 ❸月3万円ビジネス ⑴いいことしか仕事にしない ⑵奪い合わないで、分かち合う ⑶時間を増やす/支出を減らす ⑷借金と固定費をゼロにする ⑸2日しか掛けない ⑹みんなで生み出す(愉しく) ⑺インターネットでは売らない(人の繋がり) 239.(資本主義ビジネスは)お金に余裕のある人に絞らないと成り立たない。月3万円のビジネスなら、本当に困っている人を対象にすることができる。月3万円ビジネスの面白いところだ。 月3万円ビジネスの一番大事なポイントは、/困っている人との温もりある人間関係だ。 266.ビジネスが長続きしない原因の一番は、愉しさの演出を忘れてしまうことにある。そして愉しさの一番は美味しいことで、二番目は温もりのある人間関係、三番目は雰囲気、達成感が四番 ⑥一番大切なのは仲間 290.夢を実現しようとするとき、/必ず生涯にぶつかる。生涯の中身はいつも次の四つだ。 「孤独/貧困/病/常識」 (これらは仲間がいれば解決する。) ❶仲間づくりの法則 ⑴仲間がいないと生きてゆけない。 ⑵夢がなければ仲間はできない。 ⑶ともに汗を流せば、必ず仲間になる。 ⑷仲間のために自分が何をしてあげられるかのみを考えて振る舞う(仲間に打算的な期待をしない) ⑸お互いの自由と個性を尊重し、重なる部分でのみ行動を共にする。 ⑹心を広くし、ステップを一つだけ前に進めれば仲間ができる。 夫婦の間柄でも、この法則に従えば仲間になれる。仲間になった夫婦は幸せだと思う。 ❷アースデイ那須 295.全国のクリエイティブな町と多く付き合いがあるが、それらの町は例外なく若本たちが元気で仲がよい。  実行委員になるのが、仲良くなるには一番だということも知っていたので、実行委員を数多く集めた。/寂しそうな若者を実行委員に誘った。

ひろきさんの感想・評価

青春18きっぷの移動中に読んだ。 非電化で生きるためのノウハウ集だと思っていたら、これからの時代の心構えについても書いてあった。精神的にも豊かな「愉しさ」や最小限の働きは理解できたが、3万円以上稼がない精神は21歳には理解できても納得はできなかった。  お金稼ぎよりも人との繋がりを大事にすべきと言うのはわかるが、今後、メタバースなど発展していく中で人々の繋がりはどうなっていくのかを見極めなければいけない。シナリオがいくつもあるので、断定的に行動ができないが、まずは自分が愉しめる事を磨いていきたい。  非電化工房の弟子入り応募もしたいと考えたが、土地はあり、情報も手に入るので、仲間が見つかれば個人で始めるメリットも大きいと感じ悩んでいる。

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