李*ロリグレイスレス
グレイスレス

グレイスレス

鈴木 涼美

文藝春秋

2023年01月14日頃

概要

ポルノ女優たちに化粧を施す仕事をしている「私」森の中に佇む邸宅での祖母との静かな暮らし。あまりに対極的な二つの世界が交錯する。アダルトビデオ業界に生きる女の倫理観とは?「性と生」のあわいを繊細に描いた鈴木涼美の新境地。第168回芥川賞候補作。

ステータス

読んだ

李*ロリさんの感想・評価

ポルノ女優に化粧をする仕事ってどんな感じなんだろうと興味が湧き、読むに至った。この本を読んで、成人式などの晴れの場で化粧をしてくれる人の雰囲気とそこまで大きく変わらない印象を受けたが、撮影の途中で化粧を直したり拘束時間が長かったり女優とのコミュニケーションがあったりするのはその業界ならではだと感じた。今までその仕事をしている人と話したことはなく、この筆者のキャリアならではの描写で、浅くはあるが仕事を知ることができてよかった。 この小説では風景の描写や筆者の目の付け所が、うまく言語化できないが私の好みに合っていて、他の著作も読んでみたいと思った。

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