元素創造
キット・チャップマン/渡辺 正
白揚社
2021年08月16日頃
概要
核と核をぶつけ、新しい元素を合成する現代の錬金術 原爆のプルトニウム、理研が合成したニホニウム… 周期表を拡張した発見の物語 周期表の93〜118番、超ウラン元素と呼ばれる元素は、多くの人になじみがない。天然には存在せず、原子炉や加速器をもつ特別な施設でしか扱われない。そういう特殊な元素が、原爆コア物質として人類史を変えたばかりか、宇宙の秘密に迫ろうとする科学者たちを魅了した。約80年におよぶ米・露・独・日の熾烈な合成レースがくり広げられ、26種の超ウラン元素がつくられた。十分に重い元素は予測と異なる性質を示し、近い将来、化学の土台を揺さぶるという見方まである。 超ウラン元素はどうやってつくられたのか? 119番以降も合成は続くのか? 関係者への広範かつ綿密な取材をもとに、周期表の果てをめざした元素ハンターたちの挑戦をあざやかに描き出す。 はじめに プロローグ 1 ウランの子たち 第1章 現代の錬金術【1787〜1938年】 第2章 カリフォルニアの若者たち【1939〜41年、93番・94番】 第3章 原子爆弾と新元素【1941〜43年、95番・96番】 第4章 スーパーマン対FBI【1945年、95番・96番】 第5章 元素四つで大学名?【1946〜51年、97番・98番】 第6章 ある飛行兵の死【1952年、99番・100番】 第7章 大統領とカブトムシ【1955年、101番】 2 超フェルミウム戦争 第8章 ノーベリウムか、ノービリービウムか【1957年、102番】 第9章 ソ連の参戦【1950年代】 第10章 東西対決【1959年〜70年代、混迷の102〜105番】 第11章 長寿の島へ【1950〜70年代】 第12章 先端科学の鼓動【1970〜75年、106番】 第13章 ドイツの猛追【1969〜84年、107〜109番】 第14章 ルール変更【1980〜91年、101〜109番の出自】 第15章 命名論争【1990年代、101〜109番の確定】 3 化学の果てへ 第16章 壁の崩壊【1989年〜90年代、110〜112番】 第17章 元素詐欺【1999〜2002年、幻の114〜118番、本物の110〜112番】 第18章 米露の祝宴【1999〜2012年、114番・116番】 第19章 日いづる国のビーム【2015年、113番】 第20章 既知の終点【2015年前後、117番・118番】 第21章 未知の始まり【2017年】 エピローグーー元素ハンターたちのその後 謝辞 訳者あとがき 参考文献 索引
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