木挽町のあだ討ち
永井 紗耶子
新潮社
2025年09月27日
概要
雪の夜、木挽町の芝居小屋の裏手で、菊之助なる若衆が果たした見事な仇討。白装束を血に染めて掲げたるは父の仇、作兵衛の首級(しるし)。二年後。目撃者を訪ねる武士が現れた。元幇間、立師、衣装部屋の女形……。皆、世の中で居場所を失い、悪所に救われた者ばかり。「立派な仇討」と語られるあの夜の〈真実〉とは。人の情けと驚きの仕掛けが、清々しい感動を呼ぶ直木賞・山本周五郎賞受賞作品。
ステータス
読んだ
ましろさんの感想・評価
それぞれの視点から語られる「木挽町の仇討ち」と、それぞれの人生。 章が進む毎に点と点が線で繋がり、全てを聞いた後に詳らかになる仇討ちの真実… 江戸に生きる人々のしなやかさと強かさ、そして人情味に触れることができる良作だった。 これは芝居や映画でこそ映える“物語”だと、自信を持って言える、そんな作品。
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