龍樹
中村 元
講談社
2002年06月
概要
一切は空である。あらゆるものは真実には存在せず、見せかけだけの現象にすぎない。仏教思想の核心をなす「空」の思想は、千八百年前の知の巨人龍樹により理論化された。インド・中国思想に決定的影響を与え、奈良・平安仏教でも「八宗の祖師」と讃えられたその深く透徹した思考が、仏教学・インド哲学の世界的権威の手で、「中論」全文とともに今甦る。 ●ナーガールジュナ(龍樹)の生涯 1 「龍樹菩薩伝」 2 プトンの伝えるナーガールジュナの生涯 3 ターラナータの伝えるナーガールジュナの伝記 4 結語 ●ナーガールジュナの思想ーー「中論」を中心として 1 大乗仏教の思想 2 空観はニヒリズムか 3 論争の相手 4 空の論理 5 論争の意義 6 縁起 7 空の考察 8 否定の論理の実践 ●ナーガールジュナの著作 著作概観 1 「中論」 2 「大乗についての二十詩句篇」 3 「大智度論」 4 「十住毘婆沙論」 5 「親友への手紙」 ●ナーガールジュナ以後 1 ナーガールジュナの思想の流れ 2 比較思想からみたナーガールジュナ
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