MHX風の王国
風の王国

風の王国

五木 寛之

新潮社

1987年04月28日頃

概要

闇にねむる仁徳陵へ密やかに寄りつどう異形の遍路たち。そして、霧にけむる二上山をはやてのように駆けぬける謎の女…。脈々と世を忍びつづけた風の一族は、何ゆえに姿を現したのか?メルセデス300GDを駆って、出生にまつわる謎を追う速見卓の前に、暴かれていく現代国家の暗部。彼が行く手に視るものは異族の幻影か、禁断の神話か…。現代の語り部が放つ戦慄のロマン。

ステータス

読んだ

MHXさんの感想・評価

26/7/13 20年ほど前に読了してすごく面白かったとと思っていたが、多分、第1部を読んだだけだったようだ。二上山と仁徳天皇陵のくだりの印象が残っていて、既読部分は面白かったが、主人公の速水卓が、ホテルの一室でヤクザを痛めつけたあたりから、なんとなくリアリティな欠けると感じ、興醒めしながら読了。とはいえ、五木寛之が膨大な資料を渉猟し、サンカの生き様を切り口に、日本という国の在り方を問い直した骨太な作品だった。本書では国家の理想と現実、精神と経済技師テーマだが、国家を組織に置き換えて読み解ける普遍性を感じた。二上山と屯鶴坊、竹内街道に行ってみたくなった

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