みんな蛍を殺したかった
木爾 チレン/紺野 真弓
二見書房
2021年06月21日頃
概要
ーーみんな誰かを殺したいほど羨ましい。 美しい少女・蛍が線路に身を投じる。 儚く散った彼女の死は後悔と悲劇を生み出していくーー 「女による女のためのR-18文学賞」優秀賞受賞者である著者が、原点に立ち返り、少女たちのこころの中に巣くう澱みを鮮烈な感性で抉り出す。 京都の底辺高校と呼ばれる女子校に通うオタク女子三人、校内でもスクールカースト底辺の扱いを受けてきた。 そんなある日、東京から息を呑むほど美しい少女・蛍が転校してきた。 生物部とは名ばかりのオタク部に三人は集まり、それぞれの趣味に没頭していると、蛍が入部希望と現れ「私もね、オタクなの」と告白する。 次第に友人として絆を深める四人だったが、ある日、蛍が線路に飛び込んで死んでしまう。 真相がわからぬまま、やがて年月が経ち、蛍がのこした悲劇の歪みに絡めとられていくーー 少女の心を繊細に描く名手による初のミステリ作品
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