りんこ三十の反撃
三十の反撃

三十の反撃

ソン・ウォンピョン/矢島暁子

祥伝社

2021年08月11日頃

概要

本屋大賞翻訳小説部門第1位『アーモンド』の著者が放つ待望の第2弾! 生きづらい今、すべての人に勇気をくれる共感必至の傑作! 1988年ソウルオリンピックの年に生まれ、三十歳になった非正規社員のキム・ジヘ。88年生まれに一番多い名前「ジヘ」と名付けられた彼女はその名の通り、平凡を絵に描いたような大人になっていく。 大企業の正社員を目指すジヘの前に現れたのは、同じ年の同僚ギュオク。彼の提案する社会への小さな反撃を始めることになったジヘは、自身を見つめなおし、本当にしたかったことを考えるように。そして、ついに「本当の自分」としての一歩を踏み出すことになるーー。

ステータス

読んだ

りんこさんの感想・評価

主人公も取り巻く存在もごく普通な人たち。だけど弱者を一生弱者のまま扱い、搾取するだけして捨ててしまうような韓国社会にそのまま飲み込まれずに、抵抗していく姿が素敵だった。 普通の人が特別になる必要はない。けど、普通の人も自分の意見を舞台に立って言い、今の社会に抵抗していくことが、自分の輝きを失わない方法なのかなとも思った。 社会の矛盾した構造に抵抗せずに生きた方がきっと、波風立てずに生きていけるんだろうけど、そんな人生でいいのかな?と考え直させられる小説だった。

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