お目出たき人
武者小路実篤
新潮社
1999年12月27日頃
概要
自分は女に、餓えている。この餓えを自分は、ある美しい娘が十二分に癒してくれるものと、信じて疑わない。実はいまだに口をきいたことすらなく、この一年近くは姿を目にしてもいない、いや、だからこそますます理想の女に近づいてゆく、あの娘が…。あまりに熱烈で一方的な片恋。その当然すぎる破局までを、豊かな「失恋能力」の持ち主・武者小路実篤が、底ぬけの率直さで描く。
ステータス
読んだ
やかずさんの感想・評価
寓話として読むか、読む人の過去と重ねて読むか、恋愛一人相撲の滑稽な主人公を、コメディーとして笑う観客として読むか、 それぞれの読者が、それぞれのタイミングでどう読むかで、 「恋に恋しているかどうか」 がわかるリトマス試験紙みたいな一冊なのかもしれない。 阿川佐和子さんのツッコミなのか解説なのかわからない説明文も秀逸。
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