古都
川端 康成
新潮社
2022年04月25日頃
概要
京都の呉服問屋の娘である千重子は、幼馴染の大学生、真一と平安神宮へ花見に出かける。夕暮れ時、彼女はある秘密を明かすが、真一は本気にしなかった。やがて夏の祇園祭の夜、千重子は自分とそっくりな娘と出会う。あなたは、いったい誰?運命の歯車が回り始めた…。京都の伝統ある行事や街並み、移ろう季節を背景に、日本人の魂の底に潜む原風景を流麗に描く。ノーベル文学賞対象作品。
ステータス
読んだ
やかずさんの感想・評価
「御室の桜も、一目みたら、春の義理が、済んだようなもんや。」 この「春の義理」という、粋っぽい作中の言葉に憧れ、 学生時代、東京から京都を訪れた身として、 川端康成作品、個人的最高傑作。 画家東山魁夷との対談で作品が生まれた背景、 睡眠薬で朦朧としながら書き上げた川端の天才ぶり、 京都の年中行事と美しい四季のコンパクトな説明、 どれをとっても文字通りノーベル賞級の一冊。
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