ガダラの豚(全3巻セット)
中島らも
集英社
2012年02月
ステータス
読んだ
やかずさんの感想・評価
「祈る?それだけかね?あんたの戦い方は。」 「これは戦いですらないのですよ。」 哀愁と天才のハイブリッド、中島らもだからなせる作中、先住民と神父の宗教観の違いによるやりとり。 (村で献身的な神父を救うため、呪いに怯えながら先住民伝統の宗教儀式を行う長老を、神の名において固辞する神父) 作中の上記会話がある章以上に、 相手を最大限尊重し、信じない宗教を拒むシーンを自分は知らない。 アフリカを主な舞台として、 呪いの力とテクノロジーの力、果たしてどちらが先進国なのかと考えさせられる長編小説。
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