1973年のピンボール
村上春樹
講談社
1983年09月
ステータス
読んだ
まちさんの感想・評価
ネタバレ注意⚠️ 私は最初、鼠と僕の友情が描かれるのかと思っていた(風の歌を聴けでも) でも全然描かれなくて終わる これは鼠と僕、2人の分岐の物語という感じがした 鼠は大学に行かないと言う選択をとった もう1人の自分の可能性を主軸に、話が進んでいく どちらかと言うと関わりが深いのは、その度に変わって出る女の子の方だ 僕と双子は一緒に暮らす。 「風の歌を聴け」での主人公のイメージとまた変わった それがすごく面白いなと思った 続編と言っていいのかはわからないけど、読むたびに主人公のまた違う一面を知る。 僕と双子との関わりでは、絆があり、信頼関係を築いていたように思う 僕は、ピンボール、「スペースシップ」の"彼女"とも会話をしていた 今作を読んで思ったのは僕は結構物を擬人化すると言うことだった 「配線盤」に執拗に感情移入したり「スペースシップ」にもそうだ。 私からするとただの物に見える物でも、僕にとっては人同然関係を築いている、もしくは築こうとしてるのだろうと感じた そう思ってみると今まで私は物を物としてしか見ていないことに気がついた 時々、物を本当に大切にしてる人を見るとどこか自分との隔たりを感じた 私は物に感情移入する力が弱いのだと読んでいて思った 個人的に好きだったシーンは、「配線盤」のお葬式のシーンだった。 村上春樹のユーモアが好きすぎた
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