リア王
ウィリアム・シェークスピア/バラエティ・アートワークス
イースト・プレス
2008年05月13日頃
概要
高齢の王・リアは、三人の娘に富と権力を分配し、引退する決意を固めるが、 素直な末娘コーデリアの言葉を誤解し、勘当してしまう。 怒り狂うリアは言葉巧みなふたりの義姉にすべての財産を譲り、 コーデリアをかばう忠臣ケントを追放……。 そして悲劇がはじまる。 シェイクスピア四大悲劇の中でもっとも壮大重厚と評価される傑作戯曲を漫画化
ステータス
読んだ
mkさんの感想・評価
リア王初見。 シェイクスピア作品にほぼ触れてこなかったので入りやすい漫画で。 読後の感想 ----------------- なにも共感できなかったなあ。心も打たれなかったなあ。寧ろ登場人物たちに対する拒否感的なものが、うっすらずーっと心に張りついてることを自覚しながら読んでたなあ。 ----------------- 現代にまで続いている人気からも、何かその人々を惹きつける理由があるんだろうと思う。 私はまだそれを感じる域に達してなかったなあと。 時代的な背景を知ってたらもっと理解ったんだろうか、とも。 読んだ後、他の方の感想をいくつか見てみる。 と、なかなか面白いと感じてきた。これがシェイクスピア作品の語り継がれる所以(一要因)なのかもなと思う。 人々のおおよそ誰もが理解できて、かつ想像のしやすく自分の感想を持ちやすいテーマ。考察したくなるようなストーリー。 人は社会的生き物であるからして、人と人とのつながりはこれまでもこれからも、ずっと続いていくんだと思う。 友人とここがこうで、ここはあれで、と語り合いながら盛り上がるなりして、お互いのことをより深く知り、よりつながりを深めていく。 (こうした語り合いは、気軽に話せるテーマが適している、ってどこかで聞いたことがある。そうだな確かにって思ったので覚えていた。感動しすぎると、言葉にならないしできないししたくなくなる、私は。) 「感情移入しきれない」ってところも(気軽に話せるテーマとして存在できるわけだから)寧ろ狙われた結果だったのかも?とか思ったら俄然面白くなってきた。すごいなシェイクスピア。 まあそれは妄想だったとしても(だって苦労して産んだ我が子のような作品を「んー…」って言われたい人なんていないよね多分)、ここまで妄想させてくれるっていうのは素晴らしいよな。 あとは元が戯曲っていうのはあるだろうな。 戯曲形式で読む/観るとまた感想が違ってくるんだろうなと思う。 心揺さぶられる言葉、情景、動作、表情。 確かに登場人物(特にリア王)の心情的には鬼気迫るものが常にあるだろうし、そんな人間の強すぎる感情は我々周囲の人間にも影響を及ぼすだろうし。強すぎる感情って伝播するもんな。 そういう意味ではものすごく心揺さぶる作品だったんじゃないかなとは思う。 去年パルコで段田さん主演の舞台やってたみたい。観てみたかったな。
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