チャロン裏庭
裏庭

裏庭

梨木香歩

理論社

1996年11月

概要

中は真っ暗だった。けれど、入ってしまうと眼が慣れてきて、窓からの外光だけで、何とか中の様子がつかめた。年代物のほこりっぽさと、鎮まっていた空気の粒子が一斉にこちらを振り向いたような気配があった。歩くと、ぎーぎーと、床がきしんだ音をたてた。その音が人気のないホールにこだまして、何かがこぞってこちらに注目している感じがした。誰もいないはずなのに、何かがぎっしり詰まっている、濃密な気配を感じる。照美は、自分の一挙手一投足が、息を凝らしている何かに見つめられているような気がした。第1回児童文学ファンタジー大賞受賞作。

ステータス

読んだ

チャロンさんの感想・評価

友達から勧められた本。 児童書にしては少し難しかったり、主人公の殺人(?)シーンがあったりして思わず本当に児童書か見直してしまいました。 考察したくなるところがたくさんあって、友達が卒論のテーマにしたというのも納得です。

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