ボーイズ・ビー
桂望実
幻冬舎
2007年10月
概要
母親を亡くしたばかりの川畑隼人は、引っ込み思案な十二歳。ある日彼は、真っ赤なアルファロメオを乗りこなす七十歳の靴職人と出会う。だけどそいつは、かなりの偏屈ジジイ…。出会うはずのない二人。出会っても通じ合うはずのない二人。そんな彼らが、徐々に心を通わせていく。衝突を通して成長する二人の姿が胸を打つ感動のロングセラー。
ステータス
読んだ
チャロンさんの感想・評価
実は人に勧められたから読んだだけで、あまり期待していませんでしたが、すごくよかったです! 悪い人は1人もいないし(チラッと嫌な人は出てくるけど大したことない)、隼人の心情がとても丁寧に書かれているし、人嫌いの栄造が少しずつ人と関わっていく様子もとても自然ですっと心に入ってきました。 はっきり書かれていないけど、栄造さんの家で隼人たち家族は心を少しずつ癒したり、本音を吐き出したりして、母の死を乗り越えていくんだろうな。それを想像するとすごく温かい気持ちになります。 最後の「栄造の宝物の一枚だった」の一文も温かくて、すごく好きです。
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