風の万里 黎明の空(上) 十二国記
小野 不由美
新潮社
2013年03月28日頃
概要
人は、自分の悲しみのために涙する。陽子(ようこ)は、慶国(けいこく)の王として玉座に就きながらも役割を果たせず、女王ゆえ信頼を得られぬ己に、苦悩していた。祥瓊(しょうけい)は、芳国(ほうこく)国王である父が簒奪者(さんだつしゃ)に殺され、公主の平穏な暮らしを失くし哭(な)いていた。そして鈴(すず)は、蓬莱から流され辿り着いた才国(さいこく)で、苦行を強いられ、蔑まれて泣いていた。それぞれの苦難(くるしみ)を負う少女たちは、幸福(しあわせ)を信じて歩き出すのだが──。
ステータス
読んだ
チャロンさんの感想・評価
かなり久しぶりに読んだので忘れているところも多く、初めて読んだときのワクワクももう一度感じられています。 イライラする登場人物が何人もいるけど、おもしろいからあまり苦ではなく読み進められます。そしてやっぱり楽俊が出てくると、「あ、この人もきっと陽子みたいに救われるんだな」と思ってイライラしてた相手に対しても穏やかな気持ちで読むことができます。 そう思わせる安心感。楽俊好きだなぁ。 分からないから自分で動き、みんなに聞きまくる陽子と、分からないけど聞くのは恥ずかしくて何もしない鈴、それから分からないことを人のせいにして何もしない祥瓊。 陽子は自信がなさそうだけど、その違いだけでも王の器を感じられていいなと思います。
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