しなやかなババア教室に並んだ背表紙
教室に並んだ背表紙

教室に並んだ背表紙

相沢 沙呼

集英社

2023年06月20日

概要

「わたしは欠陥品なのかもしれない。自分が大人になれるって、無条件で思い込めるみんなが、羨ましい」(本文より) 中学校の「図書室」を舞台に、クラスへの違和感や未来の不安、同級生に対する劣等感など、思春期の心模様を繊細に描き出す全六編の連作短編集。 【著者略歴】 相沢沙呼(あいざわ・さこ) 1983年、埼玉県生まれ。09年『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。11年3月「原始人ランナウェイ」が第64回日本推理作家協会賞(短編部門)候補作となる。18年『マツリカ・マトリョシカ』が第18回本格ミステリ大賞の候補に。19年『medium 霊媒探偵城塚翡翠』が国内ミステリランキングを席巻し、大ヒット。その他の著作に『雨の降る日は学校に行かない』『小説の神様』『invert 城塚翡翠倒叙集』『invert II 覗き窓の死角』など。

ステータス

読んだ

しなやかなババアさんの感想・評価

思春期の息苦しさをじわりじわりと味わわせてくる作品。こんなに生きづらくなかったよ、と思えば、共感できる部分が出てきたりして。大人になってコミュニティが自分で取捨選択できるようになってからすっかり忘れていた。世界が狭いからそこが全てだと思ってしまっていたな。逃げ場がある、自分で世界を選べるという概念がなかったな。学生の時に読んでいたらどんな感想だったのだろうか。自分の学生時代の輪郭をなぞりにいく感覚。

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