ウィリアム・ジェームズと心理学
藤波尚美
勁草書房
2009年06月15日頃
概要
ジェームズが現代心理学に遺したものとは。心理学の祖ヴントと並び称されながらも、あまり取り上げられることのなかった実像に迫る。 意識や情動の理論を構築しただけでなく、アメリカで初めて心理実験室を創設し、心理学に進化論を組み込むのを助けたとされるジェームズ。彼は死後100年を経てなお「アメリカ最大の心理学者」と評価され続けている。日本では主に哲学者として紹介されているが、これまで見過ごされてきた心理学者としての歴史的位置づけと生涯を紐解く。 はじめに 第一章 ジェームズと心理学 1 心理学者ジェームズ 2 ジェームズの生涯 3 ジェームズの伝記および基本文献 第二章 心理学史とジェームズ 1 ジェームズ、ヴント、ホールの記述量の比較 2 ジェームズに関する記述内容の調査 第三章 どのように教わるか──日米教科書比較 1 心理学史の章におけるジェームズ 2 心理学史以外でのジェームズ 第四章 ジェームズと進化論 1 周囲の人々の進化思想 2 ローレンス科学校 3 形而上学クラブ 4 ジェームズの進化思想 5 ジェームズの進化思想に影響を与えた人々 6 ジェームズの進化思想と自由意志論 第五章 心理学への希望と失望 1 心理学への希望──『心理学原理』まで 2 心理学への失望──『心理学原理』以降 3 生理学者ジェームズと哲学者ジェームズ 第六章 現代に生きるジェームズ 1 認知心理学との関係 2 ジェームズ・ランゲ説 第七章 人間ジェームズとアメリカ性 1 ジェームズにとって心理学とは何だったのか 2 ジェームズの宗教理解──人間中心性の問題 3 比類なくアメリカ的 おわりに 注 あとがき 年 譜 資 料 参考文献 索 引
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