本だいすき人間だから自分を変えたのです
だから自分を変えたのです

だから自分を変えたのです

山口 路子

ブルーモーメント

2022年08月03日頃

概要

ダイアナの人生は「お勉強ができなくて学歴もなく、かわいいだけが取り柄の女の子」が逆境のなかで諦めることなく闘い続け、「世界規模で圧倒的な影響力をもつ人道主義者」になるまでの変貌物語と言っていい。  ひんぱんに絶望し、ひんぱんに号泣し、ときに自分の体を傷つけながらも、彼女が内に秘めていた才能を脅威的に開花させてゆく姿には、心底、圧倒され、涙するほどに心ゆさぶられる。  人間はここまで変われるものなのか。  畏怖の念を私はいだく。(「序章」より)   絶大な人気を誇る美しいプリンセスは、公務では可憐な笑顔をふりまきながらも、摂食障害や自傷行為に苦しんでいた。夫からの愛を求め、それが叶わず、自分に自信がなく、そんな自分を罰するために自分を傷つけていた。 しかし「価値のある人になりたい、自尊心がほしい」、そう強く願ったときから彼女は変わり始めた。  その自己変革はすさまじかった。内面を磨き、世界に目を向け、自分の立場を見極め、自分にしかできない活動に精力を注いだ。人々から避けられている人たち、苦しんでいる人たちへの支援、個人的な慰問、対人地雷廃絶のための活動…。その原動力は「愛されない苦しみを知っているからこそ、人々に愛を与えたい」という想いだった。  そして彼女は世界的に有名な「人道主義者」となり、まさにこれから、というとき逝ってしまった。  36年という短い生涯ではあったが、目に見えるもの、見えないものふくめて彼女は多くのものを遺してくれた。  人はここまで変われる。人間の「可能性」を想い、涙さそわれる一冊。

ステータス

読んだ

メモ

3月上旬〜中旬で読みおえた

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