あんひと
ひと

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小野寺史宜

祥伝社

2021年04月16日頃

概要

女手ひとつで僕を東京の私大に進ませてくれた母が急死した。僕、柏木聖輔は二十歳の秋、たった独りになった。大学は中退を選び、就職先のあてもない。そんなある日、空腹に負けて吸い寄せられた砂町銀座商店街の惣菜屋で、最後に残った五十円のコロッケを見知らぬお婆さんに譲ったことから、不思議な縁が生まれていく。本屋大賞から生まれたベストセラー、待望の文庫化。

ステータス

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あんさんの感想・評価

人と人が不思議な縁で繋がっていく。聖輔は本当に良い人。優しくて真っ直ぐに人を信じて、見習いたいぐらいの良い人。そんな聖輔に頼って良いんだよって言ってくれる人の存在。人は1人では生きていけない。人との繋がり。譲りたくないと思う人。何て尊いんだろう。いつかはない。時間は過ぎていく。孤独だからこそ大切なものが何かわかる。聖輔がどれだけ可哀想であっても生きていかなくてはいけない。淡々とした毎日に1人1人の人生がある。確実に息が吹き込まれていく感覚。聖輔にとって譲りたくないものが聖輔の人生に彩りを与えてくれるもの。人はやはり人。どこまでいっても人。誰にもなれないからこそ自分を知って認めよう。私たちはみんな会いたい人に会って伝えたいことを伝えてやりたいことをやって生きていこう。そして人を愛そう。

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