愛なき世界
三浦しをん
中央公論新社
2018年09月10日頃
概要
恋のライバルは草でした(マジ)。洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯よりシロイヌナズナ(葉っぱ)の研究が好き。見た目が殺し屋のような教授、イモに惚れ込む老教授、サボテンを巨大化させる後輩男子など、愛おしい変わり者たちに支えられ、地道な研究に情熱を燃やす日々…人生のすべてを植物に捧げる本村に、藤丸は恋の光合成を起こせるのか!?道端の草も人間も、必死に生きている。世界の隅っこが輝きだす傑作長篇。
ステータス
読んだ
あんさんの感想・評価
「愛なき世界」だと思っていたけど、考え方を変えてみたらすごく愛が込められている世界だった。大きな事件が起こるわけでもなくて、松田研究室でのことや円服亭でのこと、きっとどこかの町で実際に繰り広げられている日常。そんな日常の中のいつの間にか忘れてしまいそうな大切なことがこの物語にはある。悩みながらも人として「生きる」ということにすごく真摯に向き合っている物語。ほのかなささやかな光が散りばめられている本だった。人と向き合う大切さを教えてくれた。「生きる」ことに希望を持たせてくれる本だった。
この本を読んだ人の感想
ショップ
いいね!
あなたの感想も、読書仲間へ
ブックミーで読んだ本を記録して、感想を共有できます。