きらきらひかる
江國 香織
新潮社
1994年06月
概要
私たちは十日前に結婚した。しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいであるー。笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。そんな二人は全てを許し合って結婚した、筈だったのだが…。セックスレスの奇妙な夫婦関係から浮かび上る誠実、友情、そして恋愛とは?傷つき傷つけられながらも、愛することを止められない全ての人々に贈る、純度100%の恋愛小説。
ステータス
読んだ
あんさんの感想・評価
初江國香織さん。アル中で鬱病の妻とゲイで恋人有りの夫。何この面白すぎるあらすじ。一般的な普通とは言えない、歪な形をしている者同士がお互いを温め合う。ちゃんと好きだけど、それは周りの人が想像するようなものではなくて、言葉に言い表すことすらも難しい。何も変わらずにいたい笑子。それを許さない周りの言葉が容赦なく突き刺さる。私たちのことは気にしないで、まあ、何とかやっていけるからさ。私たちなりの普通の幸せを抱き締めるから、そっちはそっちで幸せでいてよ。って笑子のかわりに言いたくなる。ただ、最後の3人でのパーティーがこれからも日常的に開催されていれば、それが1番嬉しいな。新しい世界に足を踏み入れたような感覚。すごく嬉しい。
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